テイマーとしての育成もひとまず落ち着き、ペットも大物狩り用(本命、控え、バックアップ用)、支援用、対集団用、荷物運び用という具合に充実してきた。ただ、前述のものは、騎士+Ignoreであるとか、Poisoning+Poison Breathと言ったような王道構成ばかりなので、ちょっと尖ったことがしてみたい・・・。現在ウェブ上で検索すると、なぜかネクロなペットいうのはほとんど事例が出てこない。推測するに理由は、コストがあまりにも大きい、ネクロをとれるペットがきわめて限られる、の2点がまず思いあたる。という訳でその二つの視点で考えてみた。
ネクロ取得可能なペット(ベース素材)について
まず、ベースとなるペットについて。ネクロペットにするためには素体がNecromancyグループに属していなくてはならない。知る限り、テイム可能でNecromancy属なのはDread Spider、Dire wolf、Hell Hound、Ossein Ram、Tsukiwolf、Nightmare、Shadow Wyrm。順に見ていこう
- Dread Spider: 3スロットなのにHP100台、STR200台。Mageryあり。騎乗不可
- Dire wolf: 野生時2スロット。最大で4スロット。HP60台、STR100台
- Hell Hound: 野生時2スロット。最大で4スロット。HP200台、STR100台
- Ossein Ram: 野生時2スロット。HP500台、STR400台。Necromancyあり。騎乗不可
- Tsuki Wolf: 野生時3スロット。HP、STRともに400台。騎乗不可。Mage、Necroともに要取得
- Nightmare: 野生時2スロット。HP300台、STR300台。Mageryあり。騎乗可
- Shadow Wyrm: 野生時5スロット。MageとNecroを両方持っているが5スロットなので育成不可。スキルを上げるくらいしかできない。個人的には好きなのでこいつでも良いんだけどそれだと話がおわってしま・・・
まずネクロの取得自体がポイントを大量に消費するので、レベルアップが2回しかないものは絶対的なポイント不足(ステータス不足)に陥るので除外する。すると一気に候補が減って残ったのはOssein RamとNightmareだけ。はい、恣意的なものを感じますね。でも俺のせいじゃないですよー。文句はMesannaさんに言ってくださいねー。話を戻して、NightmareとOssain Ramは同じく2スロットで、残り総訓練ポイントは4503。ステータス的に見るのであれば、ポイント換算で900くらい上のOssein Ramを選択するべきなんだろうけど、騎乗できないのが痛い。何も考えずに使えないとどうせ面倒くさくなって厩舎の肥やしになる。と、いうことは残るは・・・おお!まさかのNightmare(わざとらしい)。
ネクロのコストについて
取得コストは当然費用対効果なので、支払ったものに見合う効果が得られないと言うのであればこれはもう仕方ない。実際どのくらいかかるかというと、1501かかる。つまり丸々1レベル分。これはネクロもちのペットに魔法を付与する場合でも、魔法もちのペットにネクロを付与する場合でも同じコストがかかるように調整されている。元々MageもちならSpirit Speak:1000、Necromancy:500。Necroもちなら、Evaluating Inteligence:1000、Magery:500という具合。野生状態で両方同時に保持しているペットは多分いない。「ネクロ」と一言で言ったけど。実際に取得する場合、NecromancyかNecromageかのどちらかを選ぶことになる。元々Necromancyを(素質として)持っているペットの場合、Necromageであれば1500必要だけど、Necromancyでよければ、500ポイントを支払うのみでよいので大変お得。ただ、結果としてNecromageとどのくらい振る舞いが異なるのかは不明。わかっている限りではNecromageはNecromancy Masteryを使用する。
まあ、考えるよりやってみよう、という訳でナイトメアをベースにネクロペットを作ってみることにした。素体のステータスは→
- ステータス
- STR: 319 → 456
- DEX: 125 → 150
- INT: 125 → 700
- HP: 301 → 700
- STAMINA: 131 → 150
- MANA: 128 → 400
- ベースダメージ: 15 → 22
- 回復
- Mana 11
- Skill Up
- Wresling 110
- Tactics 110
- SpM
- Necromage
- Ignore Armor
- 抵抗
- 物理: 58 → 80
- 炎: 32 → 75
- 冷気: 32 → 60
- 毒: 38 → 60
- エネルギー: 21 → 75
とした。上記で4503ポイントきっかり。NightmareはNecromancyを最初からは持っていないので、NecromageでもNecromancyでも同じく1501かかる。どうせ、1501かかるならMastery込みのNecromageの方がお得感があったのでNecromageを選択。一応詰めに使うイメージで定番のIgnore Armorも取って完成。予想はしていたけど、ステータス配分が相当厳しい。キャスターなのでダメージとマナ回復を考えればINTを700は必須。Dragon Breathをダメージソースとして考える以上HPは確保したい・・・とやっていたら、STRにがっつりしわ寄せが来て500を切ってしまった。なんとか気持ち程度マナ回復は入れたもののHPの回復まではポイントが回せなかった。抵抗も冷気と毒を60止めしてセコく節約。
育成後の感想
育成後といいつつ、実のところ育成中。Balronでスキル上げを兼ねて運用している範囲では、強いか強くないかで言えば強い。Ignore +騎士と同等以上の力はあると思う。長所と短所をそれぞれ挙げてみると以下のような感じ。
長所
Ignore + 騎士より瞬間最大火力は出る。NecroによるCorpse SkinとDragon Breathが好相性。Dragon Breathの他にもFlame Strikeや、Fireballと言った炎系のSpellが色々あるので、決まるとダメージ効率が高く、3桁のダメージが連続して流れていき、BalronがHealを唱える余裕すらなく撃沈する。また、基本的に接敵している必要がある騎士道とは違い、敵が逃げに入ってもDragon BreathやSpellで仕留めてくれるので、追い詰める効率が良い。対複数戦でも囲まれるとPoison Strikeをコンスタントに撃つため(これは賛否あると思うけど)、メインターゲットの他に雑魚が数匹という状況であれば、個別に掃除するようオーダーを出す必要もない。
短所
言うまでもなく、習得に1501必要となるのがどこまでも最大の問題。さらに、スキル上げが大変。NecromancyとMageryが極めて上がり辛く、週末をほぼみっちり育成に費やしたにも関わらず、Magery85、Necromncy77までしか上がっていない。騎士道であれば、500ポイントで習得でき、取得した直後から使える(usefullという意味で)。対して、NecromageのNecromancyは開始時20(Chivalryは40)で上昇も上記の通り。最初のうちは正直役に立ってるんだかどうなんだか判らない、という状態だった。また、MageをNecromage化するとAIに変化があり、ほとんど自分にHealを使わなくなる(Cureはする)。ManaがあってLow HPでも攻撃に注力するという超攻撃型AIとなる(包帯巻きがとても忙しいです)。
総評
キャスター系の常として、マナがあるかないかでかなりKill Speedは変わるけど、マナさえあれば最短3秒でBalronが沈没する火力は魅力的。回転早いと貯金も捗る。また多彩な攻撃パターンや、他のプレイヤーにも役に立つ敵弱体化は非常に好材料(ソロでもコンボとして十分に機能している)。ちなみに金閣下スコアは5分台(いつものことだけど不調和なし)、勿論飼い主による包帯巻きは必須。ただし、もし騎士道を選択していたならば、HPとSTRをともに+100して、HP回復10、マナ回復21にして更にPower Scroll用にもう100ポイント割り当てられる。1,000ポイントってでかいなぁ・・・。
それを承知の上でNecromageはアリだと思う。少なくとも、検討すらせず切り捨ててしまうにはあまりにも惜しい。勿論絶賛して太鼓判を押せるという代物ではない。けど、ステータスの上乗せがあってもプレイフィールは実はそれほど変わらない。HPが100増えても、自分なら回復ルーチンに大きな影響はないと思うし、STR+100と騎士道を考えても、最大火力ではNecromageの方が出ると思う(波はありますが)。現時点で、自分のラインナップの中にある、麒麟やメア(騎士道+Armor Ignore)よりはこちらを使う。尤もこれはプレイヤーキャラクターがPM構成なのも大きいかも知れない。魔曲で各種回復や回避を乗せられるので。あとは、育てきってみて何か変わるようなら加筆修正かな。