「十二国記」というファンタジー小説をご存知でしょうか。思い起こせば20年ほど前、図書館でふと手にとったのが、その本との出会いでした。いや、正確にはシリーズというべきですが・・・。その世界観と登場人物たちは、以来常に私の頭の片隅に引っかかっているような有様。人前で放心していて「十二国にいきてーなー」とつぶやいてしまい、恥ずかしさで死にたくなったことも。
元々ファンタジーは嫌いではなく、指輪物語やゲド戦記なども読んだりはするものの、主に時代物や推理物の方が好きだった自分にとって、人生で一冊だけと問われてまさか少女向けのファンタジー小説を選ぶことになろうとは思ってもみませんでした。もっとも一冊だけと言われても、断固としてシリーズ全部抱えていくことでしょうが。その十二国記の最終エピソードが発売されるのです。ファンとしてはいつまでも続いてほしいシリーズですが、作者の小野不由美氏もお歳を召されたからか、今回のエピソードが最後と最初から宣言されています(思えばもう10年以上前には宣言されていたようなので、お歳は関係ないかもしれませんが)もっとも、この十二国記を他の作家さんに引き継いでほしいとも思いませんし、そもそも、小野不由美氏以外に書けるとも思いませんので、それで良いのかもしれませんが。
さて、その十二国はいくつか読者を中二病に陥らせる絶妙な設定があり、そのうちの一つが『「十二国」は私たちの生きる世界と次元の壁を隔てた向こう側にあ』というものです(いや、次元の壁だなんだとはっきり書いてある訳ではないのですが)。この壁がひと時崩れ、世界が入り混じるのが「蝕」。地震と洪水と嵐が一遍くるようなもの、と作中にはあります。そして、十二国の発売日にまさかの台風直撃。これはまさかー!?。まぁ、良い歳したオッサンが一人で盛り上がっていてもさみしいばかりですけどね。というか、冷静に考えたら、私明日、本買いにいけないんじゃないだろうか・・・
某国との関係悪化により、リスク評価だのリスクヘッジだので振り回されたこの三か月(じゃあ最初から使わなきゃいいのにと思いつつ)。クッソ忙しいのが続いたので台風が原因なのは微妙なところですが、堂々とフレックスが使えるのはありがたい限りです。早く諸々が落ち着いてゆっくりUOに戻れるといいのですが・・・。
全く更新していない本ブログに足しげくチェックしに来てくださる皆様、申し訳ありません。落ち着きましたらまた、駄文など書き散らかさせて頂きますので、もうしばらくのご猶予を・・・