みなさま、新年、明けましておめでとうございます。いまさらかー。まあ、あまりにも遅い新年のご挨拶なのは承知の上ですが。

本日はゲームの話ですらなく、エアコン掃除の話。強いて言うならガジェットかなー(笑

え?いくらなんでも脈絡が無さ過ぎる?まあ、聞いていただきたい。更新がずっとできなかったのは訳があるのです。別にFallout76にハマっていたとか、Stellarisの新ルールに手古摺っていたとかではなく。

コトの始まりは年末に大掃除をした際、エアコンの送風口を覗いてフィンに埃が積もっているのを発見したことでした。綿棒ではキリがなさそうだったので、後で何とかしようと考え、後回しに。思えばこれが拙かったようで、ここから一か月近い咳との戦いが始まりました。

これは推測になるのですが、どうもこの時、送風口を覗くためにルーバーを動かしたため、エアコン内部の空気が室内に飛散するようになったらしい。それから3日ほど経ち、年を超えた頃、強烈な咳、痰、鼻水が襲来。大人しく寝ていても一向に改善しないまま、新年の休みも終ってしまったので、会社そばのクリニックへ。「咳、痰、鼻水がヒドい」と訴えると、聴診器で呼吸音を聞いた医師に気道の閉塞音がすると言われ、念のため血液検査。結果炎症反応やWCP(白血球数)が高いので何かの感染症だと思われるとのこと。インフルや百日咳ではなかったのは不幸中の幸いでした。

抗生物質も処方され、劇的に体調は改善していくものの、どうも咳が抜けきらない。と同時に、一つ気付いたことが。

なんか、会社にいる方が体調良くない?

体調そのものもさることながら、圧倒的に咳の回数が少ない。これはどうも自宅の環境に原因がありそうな気がする。ハウスダストアレルギーにでもかかったかな?でも家は掃除したばかりだし・・・などと考えてふと思い当たることがありました。エアコン・・・?

早速帰宅してエアコン内部をよく確認すると、シロッコファンについている埃と思われたものはびっしりと埃を覆うように繁殖した黒カビでした。綺麗な綿毛が生えそろっておられます。まるで腐海のようだ(笑

ここに至って漸く、あーこの部屋の空気はカビの胞子で一杯ナノネーと理解する私。年末に余計なことをしてどうやら静かに眠っていた(まあモリモリ繁殖してたわけだけど)カビを起こしてしまった様子。黒カビは真菌ですから、血液検査の結果とも一致します。

そうとなれば早速エアコンの掃除をせねばなりません。業者さんに頼むのも良いですが、我が家では毎年自分で掃除することにしています。勿論どこまでやるかにもよりますが。ある程度であれば、ありあわせの器具で、素人が作業することも十分可能です。ことによると皆さんにもお役に立つかもしれませんので、ご参考までに手順をご紹介しようというのが今回の内容です。

※本作業内容および手順はすべて無保証です。ご参考にされた結果、何が起きても一切の責任を負いかねます

【ツール】

まずは使用する道具類です。印象ベースですが、全体的にAmazonなどで購入するよりホームセンターの方が安いです。ただ、極端に変わる訳ではないので、交通費、余暇などとの兼ね合いで。

テープ付養生シート

テープに折りたたまれた養生シートが付随しているものです。ホームセンターで買えます。養生シートの長さや素材により価格が異なりますが、今回使用したシート長2100ミリのもので500円くらいから。

チューブブラシ

急須の口や試験管を掃除するための細いブラシです。参考価格200円~。ピンキリですが、安いもので十分です。ただ、ホームセンターなどで硬さを良く見て、ファンを傷つけないものを選ぶのを推奨。傷はカビの元です。いろんな太さのものがセットになっているものを選ぶと、使用時に適切な太さを選択できます。ファンの羽の間隔は機種やメーカーにより異なるので。

園芸用噴霧器(電池式)

本来は庭の農薬などの薬剤散布に使うもののようです。自分で空気をシュコシュコ加圧してスプレーするものもありますが、私は電動が良かったので電池式にしました。参考価格2500円。

工進 ガーデンマスター GT-2S

雑巾

なるべくきれいなもの。ホームセンターで使い捨てのものが売っています。5枚~10枚セットで400円くらいでしょうか

バケツ

何でもいいです。2リットル以上の水を受け止められるものにしましょう。300円~

粘着テープ

壁紙などに養生シートの端を固定するときに使用しますのであまり強力でないものを選びましょう。あまり粘着力が強いと壁(紙)が傷つきます。

 

アルコールスプレー(濃度80%程度のアルコールをスプレーボトルに詰めたもの)

無水エタノールは500mlで1000円くらい。スプレーボトルは100均で買えます。市販のアルコールスプレーでも問題ありませんが、あまり薄いとカビの駆除に不安が残りますので注意。まあ、除菌できないかっていうと大抵のものならそんなこともないんですが。作業効率や確実性を考えれば80%~70%程度の濃度が推奨です。いわゆる消毒用アルコールと言うやつで、スプレーボトル入りの奴を買うとイキナリつかえてお手軽ですが、コスパ的にはちょっとお高いです(40%を下回る濃度では黒カビの場合、死滅までに20分以上かかると言われていますので、現実的に駆除が難しくなってきます)

マスク

作業中は体に良くないものが色々飛び散ります。マスクすることを強く推奨します

エアコン洗浄スプレー

熱交換器(アルミフィン)も同時に掃除する場合には市販のスプレー型エアコン洗浄スプレーも用意しましょう。基本的には一緒にやってしまうことをお勧め致します。メーカーなどはお好みで。

 

【作業のながれ】

道具がそろったところでエアコンの清掃作業に入ります。流れとしてはこんなカンジ

1. 養生

ホームセンターで売っているテープ付養生シートでエアコンの下部一帯を覆います。今回作業に使用したのは、シート部が2100ミリのものですが、エアコンの位置(高さ)によっては2500ミリのものの方が良いかもしれません。広範囲に養生する場合には、両端は多少高くし、壁にテープで軽く留めます。中央付近の一部のみ完全に伸ばし、のびた部分はバケツで受け、テープで固定します。

エアコンの下部のみ養生する場合には、画像のようにバケツの中にたくし込むようにするのが良いでしょう

2. 分解

まずエアコンのコンセントを抜き、上面の吸気口カバーを開け、フィルター(網)を取り外しフィンを露出させます。続いてルーバーを外します、風向設定用のフィンを外し、内部のシロッコファンを露出させます。

(このあたりは機種・メーカーにより方法が異なります)

3-1. 掃除(フィルタ)

外したフィルタを丁寧に掃除機で掃除します。付着している埃を完全に除去してください。埃が取れにくいようであれば水洗いします

3-2. 掃除(ファン)

窓を開け、露出させた、シロッコファンの羽をアルコールスプレーで濡らしていきます。前述したようにカビは真菌なので胞子も菌糸もアルコールに接触すると死滅します。繰り返しますが(本手順通りであれば)高濃度のアルコールがドンドン揮発していることを忘れずに。窓を開け、換気を確保してください。

ファンをゆっくり回しながら万遍なく浸るようにアルコールを噴きつけます。黒カビが死滅するよう、しっかりと濡らしてください(自分は憎しみを込めてアルコールが滴るほどビショビショにしています)。羽にアルコールが行きわたったら、チューブブラシでファンを擦っていきます(もし、濃度の低いアルコールスプレーを使用している場合は、ある程度の浸透時間をおいてください)。ファンに繁殖したカビというのは綿埃や微細な繊維がエアコン内の湿度で(主に冷房時の結露)羽に付着し、その上に根を張ったものですので、意外としっかりファンに絡みついており、いきなり水で洗浄しても完全には綺麗ならないためです(どうせなら徹底的にやりましょう)

拙宅のエアコンはダイキン製で、一周36枚の羽根が10か所に区切られていますので、360枚羽があることになります。そう書くと、ゲンナリしますが、実際にやると割と早いです

4-1. 洗浄(ファン)

ファンのすべての区画にブラシ掛けが終ったら、噴霧器でファンの洗浄を開始します。この時、噴霧器に汲む水は浄水ではなくただの水道水にしましょう。塩素が入っている方が都合が良いからです。噴霧器の吹き出し口を調節し、完全なミストではなくなるべく強い水圧を感じるスプレー状態に調節します。最初は少量のみで止め、養生シートを伝って確実に洗浄時の排水がバケツに流れ込むことを確認してください。正しく排水を誘導する養生ができていないと部屋が水浸しになります。

ファンをゆっくりと手で回しながら水を吹きかけます。黒い水が大量に流れ出してきます。しばらく洗浄を続けると水がきれいになってきますが、そこで止めずに洗浄を続けます。2L使い切るつもりでしつこく洗浄しましょう。ここでどれだけ丁寧に洗い流すかが、次の掃除までの期間を決めると言っても過言ではありません。すすぎが完了したら、確認のために綿棒で何か所かファンを擦ってみて、綿棒に汚れが付かなれば綺麗に洗浄できています

一点補足しておきますと、ここで汚れが付いたからと言って即ちカビの駆除自体に失敗しているわけではありません。カビは70~80%程度のアルコールに触れれば、数分で完全に死滅します。ただし、黒カビが生成した「黒い色素」はそれでは分解されません。そのため、カビを駆除しても汚れは残るのです。勿論、有機物の汚れが残っていれば臭いのもとであり、カビの再繁殖の温床でもありますので可能な限り除去しておくに越したことはない、という訳で徹底洗浄を推奨しています。

4-2. 洗浄(熱交換器)

アルミフィンも同時に掃除する場合はここでアルミフィンに洗浄スプレーを吹きかけます。使い方はスプレー缶の注意書きをお読みください

5. 乾燥

雑巾で、吹き出し口内外の手の届く部分を可能な限り丁寧に拭きます。ファンもきれいな雑巾を当てながらゆっくり回転させて水気をふき取ります。この時なるべく丁寧に拭いておくと、この後で乾かす時間が短くなります。

放置して自然乾燥させます。時々ファンを軽く回して中の空気を動かしてやると良いでしょう。言うまでもありませんが、エアコンは家電製品です。結露するものですので、他の家電に比べれば水に強くできてはいるでしょう。しかし、防水でもなんでもない、あくまでもただの家電です。それを水でジャブジャブ洗ったということを忘れてはいけません。通電させる前にしっかりと乾燥させましょう。季節にもよりますが、1時間~2時間程度でしょうか。スマホのライト等で照らしながら中を覗き、水滴がどこにも見えなければ、乾燥は完了です。

6. 再組立て(と、・・・その前に)

再組立てをする前に、水が切れているかの確認をします。コンセントを再接続し、垂らしていた養生シートを吹き出し口の前に立てて、エアコンのスイッチを入れます。乾燥が不十分だとこの時部屋中に水しぶきが飛び散ります(しっかり時間を取って乾燥させていれば、飛んだとしてもさほどの量ではないハズですが)。部屋の中のゲームPCなどが濡れてしまうことのないようにガードしておこうという訳です。水滴が噴きだしてくるようなことが無ければ、乾燥も上手く行っていますので、一度電源を切り、養生シートを撤収します。

風向フィン、ルーバーを戻し、エアフィルターを装着しカバーを閉めます。

7. 試運転

組み立てを完了したら、部屋を開けたまま送風モードで30分ほど回して機器に異常がないか、臭いがしないかを確認するのが良いと思います。上手く内部の清掃ができていれば、掃除前は強烈に臭ったカビの臭気がキレイに消えているはずです。

まとめ

最後に簡単に作業をまとめますと、上記の作業で養生開始から撤収までの時間は120分程度。慣れれば90分かかりません。材料費は、初回(1台目)は機材込なので6000円弱。消耗品の消費目安としては、1台あたり養生シート(一巻25M)が2.5M程度、アルコールが1台200ml程度(無水エタノール換算)、雑巾2、3枚と言うところでしょうか。2台目以降は業者さんに頼むより大分お安く上がることがお判りだと思います。

今回エアコン洗浄スプレーはシュシュという、1000円程度のものを使用しています。これは競合製品と比べるとかなり割高なのですが、界面活性剤や香料などを使用していないため、洗浄後余計なものが装置の中に残留することがなく、装置自体のダメージも最小で済むと考えています。アルコールと水だけという方法を紹介しているのもそのためです。市販のエアコン洗浄スプレーやセットは洗浄剤に色々なものが含まれます。これらは使用後もエアコン内に残り、機械の劣化や結果としてカビの再増殖の一因になっている気がします。これに対し、上記の方法であれば、殆ど機器を傷めず、洗浄成分はすべて揮発して残留することもありません。

実は昨年の夏、冷房使用開始時に自室は市販の洗浄セット(ムースと中和剤の奴です)を使用し、その他のエアコンは上記の方法で洗浄を行いました。結果、他のエアコンではせいぜいファンに埃(と若干のカビらしきもの)がついている程度なのに、自室のみこのカビの大繁殖という状況となった訳です。もっとも、原因は道具ではなく、私の部屋が超汚い汚部屋であるとか、道具を上手く使用できなかった結果である可能性もありますので一概には言えませんが。

今回、エアコンの掃除をしてから数日。出始めると止まらない状態だった咳は消え、復調しつつあります。「病は気から」と言いますから、プラセボの可能性もありますが、個人的には効果はあったと思っています。カビているエアコンを使用し続けることの健康への影響は少なからずあるというのが現在の定説です。楽しいゲームライフは健康なゲーマー自身から、と言うことで皆様には明るく楽しい2019年を送って頂きたいと思います。新年一発目、季節はずれな上に異様に長くなりましたが、今年もどうぞ、よろしくお願い致します

※ここでご紹介をした方法は、作業内容や安全性を保障するものではありません。また、リスクもありますのでやってみようかなと言う方は自己責任でお願いします

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