先日、マチキレナイーとFallout76の情報を漁っていて、あることに気づき、少しぞくりとした。殆どの人にはどうでもいい事だったり当たり前のことだったりするかもしれないけど、自分としては衝撃的だったので誰かに共有したい!

どういうことか?まずは、Fallout76発表から今日までの流れを追ってみよう。

2018年5月、Bethesdaは熱狂的なファンを数多く持つFalloutシリーズの最新作である「Fallout76」を発表した。どんな内容なのかと憶測でファンが盛り上がる中、数日おいてBethesdaはそれがオンラインマルチプレイ版のFalloutフランチャイズであること、同年11月に発売されることを発表。その後も定期的な情報公開でファンの興味を引っ張りつつE3、QuakeConなど各イベントで着実にタイトルを盛り上げてファンの興味を逸らさなかった。発売直前の10月にはグリーンブライアー・ホテルを借り切ってメディアの試遊会を実施。招待されたメディアからの賞賛を受けている。試遊会の原稿を各メディアが整えたであろう頃にメディアの情報規制を解除。と同時にゲームに関する詳細も自社の公式サイトから直接ネットにリリースしている。その同週末にはサーバの負荷テストを実施。さらにその10日後にはベータテストの第一弾が開始される。しかもこのベータテストにはNDAが無いことからも、この時点でゲームは完成していて、Beta自体は同社がインフルエンサーによる本タイトルの拡散を狙ったマーケティングの一環であることが伺える

まるで、起承転結のある完成されたストーリーのよう。このリークが日常茶飯事の高度情報社会で、準備が整うまでタイトルの存在を伏せ切って、公開してからは(恐らく予定通り)定期的にコミュニティやメディアに燃料を提供して露出を維持しながら、最後に作品のテーマに沿った盛大かつ豪華なプロモーションを打って、満を持してベータテストという試写会に臨むわけだ。なんという鮮やかな・・・。

勿論ここから先こそが正念場だ。ゲームそのものが面白くなければ、期待はあっという間に失望に変わる。ましてやFalloutは多くのファンを抱える老舗タイトル。それぞれのファンがそれぞれの「勝手な理想」を抱えて待っている。それを満足させてやらねばならない。技術的にも、オンラインマルチプレイのタイトルは、ハードウェアの負荷、サーバクライアント間を結ぶ各種ソフトウェア処理、ネットワークの最適化、セキュリティなど、一つ一つが高い技術力を要求する。これらのうち一つ、または複数で躓いたことで後々までケチがついてしまったタイトルは枚挙に暇がない。でも、どうもBethesdaはそんなことは起こらないと確信しているように見える。だからこそのNDAなしのベータテストなんじゃないかと思う(恐らく彼らにとって本当の天王山は今週末の先行負荷テストだろう。こちらにはNDAがある)

また、一連のプロモーションのストーリーだけではなく、情報の展開先についても良く練られている。昔と違い今はネットが情報のメインストリームとなる。これは一般人でもメディアでも同等に情報を発信できるということだとよく言われる。しかし、実際にはそうではない。一般人は依然としてルーチンワークで情報発信を行っているメディア/プレスに情報を取りに行くし、彼らは今も情報のハブであり続けている。と同時にコミュニティというチャンネルも今日では確かに存在する。彼らは明確な実体がないにも関わらず、プレイヤーであり、マーケットそのものであり、互いに影響しあいながら緩やかにつながっている。そして、そのなかにはインフルエンサーが隠れているので軽視することはできない。

今回、Bethesdaはここまで両者を見事に操縦し続けている。特にそれを感じたのは今回のメディア招待の試遊会と公式サイトでのWhat’s Newの公開のタイミング。What’s Newにはユーザが知りたかったことが集約されている(さらっとTwitterで超重要な情報を流したりもしてるけど)。つまり、BethesdaはFallout76を待ち構えているコミュニティに直接情報を提供することで、ファンの中での情報格差を発生させず、情報のコントロールをメディアに依存しないことにしたのではないか。しかし、それではメディアの役割がなくなってしまう。そうなれば彼らは不満だろうし、情報ハブである彼らに好意的に扱ってもらえなくなれば、今後大きな不利を蒙る可能性もある。そこでメディアの独占的なソースとして試遊会を用意したのだ。実際の「印象」を伝えることができるのは実際にそれに触れたものだけだし、待っているファンにとってはそれも超重要な情報だから(たとえそれが記者の主観だとしても)。

以上が私の勝手な推測てんこ盛りのFallout76のプロモーションについての考察。まあ浅いというか、更にもっと色々考えられてるんでしょうな。でもって、本日発表されたウェストバージニア州観光局との提携なども見れば、それは明らか(Bethesda Softworksとウェストバージニア州が提携を発表、「Fallout 76」テーマの観光キャンペーンを実施 – doope)。Bethesdaはゲーム系メディアだけでなく、一般メディアまで巻き込んでまだまだ派手にブチかますつもりのよう。

時に、海外で11月14日、日本では11月15日発売とアナウンスされているけど、これってつまり日本が1日遅れなんじゃなくて全世界同時発売ってことかな?たしか東海岸と日本の時差は14時間くらい(西海岸だと17時間くらい)だったとおもうので。

しかし、発売されたらまたしばらくUOが手につかなくなることは必至(せっかくここ最近UOのお客様が増えてきたというのに)。来月にはAshes of Creationのベータ開始も予定されているし(そちらは全然情報がないけど、個人的にはそちらが本命でした)、時間配分に大いに悩むことになりそう・・・。全部自分のために自分の時間を使えたらいいのになあ・・・

今回画像がなくて寂しいのでなんとなく、アパラチアのMAPをつけてみたり・・・

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